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Channel: 犬のしっぽブログ  Yasushi Kajikawa
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森は移動した結果である。 種子は移動するようにデザインされている。 人間の都市は、戦争か、自然災害によって 強制的に移動する。

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エネルギー変換効率

建築の単位体積あたりの重量・エネルギーコストは、 植物の有機体システムを構成する細胞単位あたりのそれらと比較されたことがない。 エンジンの燃費は、決して植物の光エネルギー変換効率と比較されない。

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シナジェティクスの起源

静止的な幾何学は、測量技術を起源とする。 移動しながら生存するテクノロジーは シナジェティクスの起源である。 人間は移動する時、 もっとも包括的に思考する。

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思考の境界

観察から得られる情報以外に、 われわれの思考の境界を確定するのは直観である。

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巻き込む(involve)

<展開evolve>に対比する概念(正確には反対称的な概念)は <巻き込むinvolve>であり、「回転して内部に巻いていく」ことだ。 これは前者と相補的にかつ動的な均衡を形成する。 この相補性は、決して鏡像的な関係ではない。 この概念モデルは、台風にもハリケーンにもキノコ雲でも再現されるが 沖縄は、アメリカの軍事的展開を回転して内部に巻いていく ナーガの棲む場所だ。

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生計を立てる方法

人類の遺伝子レベルでは 直接に生計を立てる方法は<先験的>に備わってはいなかったので あらゆる生計を立てる方法は、短命である。 シナジェティクスは 生計を立てる方法から完全にまだ自由である。

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自己のテクノロジー

とるべき行動と物質的なデザインへの理解の発端となるのは、 概念を実践に還元し、なすべきことについて ただ語ることをやめる場合に限られる。 「何をすべきか」を自分以外に聞かないことは 自己のテクノロジーである。

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視点

発見されたシナジェティクスモデルを モデル言語によって解釈する上での 複数性の問題は モデル言語の定義によって シナジェティクスモデルの構造から生成される。 つまり、構造を決定する場合の基点となる 絶対的なモデル言語は存在しないのだ。 その視点がどれほどの シナジェティクスモデルを発見してきたのだろうか。 視点とは、複数性の問題そのものである。

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物質化

シナジェティクスに要請されたのは、 ただ真理のみが支配する自由な<思考の幾何学>である。 真理を見るための方法が、 そのまま<モデル>を物質化するためのビジョンと化す時でさえ、 その方法の探査では これまでのモデル言語の破壊にほとんど費やされているだろう。 物質化はつねに遅延する。

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<漸進的変化>

テクノロジーやイデオロギーの<進化(evolution)>という 不可逆的な形態論の誤謬から、そして<進化>という19世紀の言語の迷妄から 解放されなければならない。 e・volveというe-(外へ)+ -volve(回転する)と同時に involve、つまりin-(中へ)+ -volve(回転する)行為によって つまり、回転するトルネードのようにして...

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観察者

気づいたことよりも 気づかなかったことの方がつねに多いことを 知るにはどうすればいいのか。 気づくために観察する(observe)とは、 語源的に<仕えるために注意深く目の前に保つ(serve)>という ほぼ従属的な行為ならば、 観察者は、 観察から始める行為から 新たなビジョンはほとんど生まれないという 自らの経験に気づかない。 気づかなかったことを気づくのは 関係の包括的構造化による...

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タイムラグ(再考)

子どもたちが 自発的な会話もない教室で 曖昧で散漫な学習に時間を費やし、 大人たちが 動機もないまま解決すべき優先課題を持たない 学問や教育に時間をかけすぎると、 どんな人間をも 怠惰で不確かな人生へと導かれる。 そして、異なった言葉とデザインで着飾った人間は 誰でも誰かに似てしまう。 それは大多数から富を奪うために 非同時的に感じさせる 歴史的な企てなのだ。 そして、 情報を非同時的に管理され...

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現実の泉

発明や人為的なエンジニアリングによるアーティファクトの革命とは、 社会的な現状を支える政治経済の強い流れに逆らう行為ではなく、 社会的な現状とは別に実在する<現実の泉>に到達する行為である。 <革命revolution>=re(逆らって)+volvere(回転する) ならば、 発明直後から革命的と称される発明が <現実の泉>から湧き出たメタフィジックスとは限らないのだ。

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デザインサイエンス

シナジェティクスが デザインサイエンスを通して実践した解決策は、 地球外から観た主体を発見することだった。 つまり、デザインサイエンスのための解決策は シナジェティクス原理の発見以外にはなかったのである。

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無対称性

人間はあらゆるものを発明することができる。 非対称性ではなく、無対称性に 魂を奪われやすい人間には 考える能力を与えられたのだ。 軽薄で嫉妬深く、気まぐれで偏見に満ちた不公平な世界や 他人の価値基準を変える方法を除いて。

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不動の地盤

未知の断層は、科学者ではなく 地震によって発見されることがほとんどだ。 大地震の予測は、科学的には不完全であるにもかかわらず 既知の断層によって作られている。 これほど危険な予測はないのだが 地震によって発見される断層を科学研究費で研究する地震学者ほど 不動の地盤はないのだ。

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破棄して残るもの

原理の発見方法はこれからも存在しないにしても 蓄積から遠ざかる技法は存在する。 モデリングによる思考というべき これまでの思考方法の破棄なしには、 シナジェティクス原理に遭遇することはできないだろう。 シナジェティクス原理に遭遇しても それが原理として見立てられるかどうかは、 破棄して残るものが決定する。

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電磁誘導装置

領域的、部分的な知識ではなく普遍的包括的な知を求めるメタフィジックスは 形而上学と訳されたまま抽象的な思弁哲学に堕落させられ、 <直観>と共に、現在すべての義務教育課程で完全に除外された。 はじめから非同時的で無尽蔵にデザインされている 子どもの直観に基づいた動機と自発性は、社会にとって潜在的な脅威だからである。 この脅威は他国の軍事力以上である。...

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コマンドなき減築や増築

改築の坪単価が変化しないならば、 減築しても、スモールハウスにはならない。 減築に素材の破壊と廃棄が伴う限り。 宇宙の元素群は、減築も増築もしない。 結合と分解だけである。 そして、元素というモジュールには劣化や老化がない。 減築も増築、そして破壊と廃棄は、 人間の経済活動の合理化の結果生まれた概念である。 真の結合と分解のエネルギーは しばしば太陽光エネルギーで賄われる。...

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シナジェティクスとは何か

シナジェティクスとは何か。 物質と自己を変容させることができる。 そして、宇宙と自己との相互関係が変容するのである。

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