Quantcast
Channel: 犬のしっぽブログ  Yasushi Kajikawa
Browsing all 1979 articles
Browse latest View live

テクノロジー

真の資本主義的な国家はまだ存在していない。 中央銀行があるかぎり。 真の共産主義的な国家も存在していない。 資本主義がある限り。 しかし、真の独裁国家や軍産複合体はすでに存在している。 権力テクノロジーは絶えず存在してきた。

View Article


発見された構造

船舶と航空機は 浮力や揚力に変換する力学の発見によって 重力を利用してきたが 建築はつねに重力と闘ってきた。 テンセグリティ構造のみが 重力を張力と見なして 圧縮力に変換する力学を発見したのである。 つまり、それまで原理的な真の構造は発見されていなかったのである。 そして、その発見から半世紀以上経過した現在も その作用と機能はまだ十分に解析されていないが...

View Article


コスモグラフィー的対話

このところ週末は、偉大な生物物理学者と対話していた。 無機物と有機物との境界線がないばかりか 新たな元素変換の革命的プロセスの彼の発見から 宇宙エコロジー的認識と役割を学べたことに深く感謝し 原理に基づいたデザインサイエンスの統合的実践に 参加する幸福を深く感じた。 メタフィジックスには、神秘があっても秘密はない。 そして、<Cosmic Integrity>の存在を証明する シナジェティクスは...

View Article

消失と出現

モデル言語は 観察者を観察する主体から引き剥がす作用を持っている。 観察者がもはや自己でなくなるか、 あるいは、自己の超越か、 さもなくば自己を消失させる機能を形成する。 それは 脱-主体化によって あたかも原子核の消失のような エントロピーが崩壊していく兆しなのだ。 つまり、<消失>は異なる領域での<出現>を意味する。

View Article

差異へ

<現在>のモデリングは 先行する他者、または自己のモデル言語に対して いかなる差異を導入できるものか、 または 誘導できる一つの差異を求めるのだ。 つまり、一つのシナジェティクスモデリングからでさえ <現在>はまだ理解できない 断片的な情報が隠されていると考えていいだろう。

View Article


宇宙開発

宇宙パイロットを英雄化する習慣のある 双方のイデオロギー指導者たちを警戒すべきだったと 人々が回顧する前に 太陽系で生存するための包括的テクノロジーはすでに完成している。 宇宙に外部と内部は存在しない。 大気圏内の宇宙開発を成功させのは 宇宙エコロジーを支える微生物群である。 <宇宙とは自己を含むすべて>RBF

View Article

生存上の必要性

生存上の必要性(エネルギー、食料、水、シェルター)を満足させうる 空間構造は その生涯をすり減らしながら目的を失っていく人間 のためには生産されていない。 その必要性はいまやより独占されたままだ。 火星にすら存在しない。

View Article

動力学的なシナジェティクス

1976年代以前の静的な幾何学と現在の動力学的なシナジェティクスとの間には すなわち、バックミンスター・フラーによる「SYNERGETICS」の出版以後 記述と知覚の方法において、全面的な相違を認めざるを得ない。 この変化は、幾何学とその対象との関係が全く変わったために生じた。 モデル言語の形成には、 この関係が内包され観察者の眼差し以上に 観察行為を逸脱する客観的企てが投影するものである。

View Article


シンタックスなき意味作用

構造とパターンに関する思考において重要なのは 人間が思考から得た構造とパターンよりも 発見された構造とパターンの方が 圧倒的に産業に影響を与えている事実にある。 宇宙の先験的な構造とパターンが 人間の諸々の科学的思考を体系化した場合に限って 際限もなくしばらくは新たな意味作用だけで再び思考することになる。 例えば、バックミンスター・フラーレンが内部に取り込んだ...

View Article


反建築コード

建築コードとしての構造理論は、 法的な主体による法律上の概念に基づいているが 自然における構造の統合性の分析は 自己の自己へのテクノロジーによって形成された 主体の倫理に基づかなければならない。 テンセグリティがまだ建築コード化されていないのは バックミンスター・フラーの 自己テクノロジーから生まれただけではなく テンセグリティ以上に自然に属している純粋な構造は 発見されなかったからである。...

View Article

10歳までに

生存のためのテクノロジーという自己のテクノロジーを 道徳に組み込み、さらに教育や医療、心理学などにおける 観察者の主体性に統合していく権力テクノロジーによって 自己と宇宙との相互関係の重要性(メタフィジックス)と自立性に関して その階層構造を失ってしまったゆえに シナジェティクスは、つねに自己のテクノロジーと共にでしか存続できない。 対象に何も働きかけない人々のための...

View Article

動くシェルター

気取ったデザインや 表面的デザイン、あるいは 懲りすぎたデザインが どれもシェルターには適さないのは 死を想定したサバイバルの手段だからだ。 水と食料とエネルギー、 そしてシェルターから人類の移動による人口増加が始まった。 死を予測的に遠ざけるデザインは だれでも瞬時に見分けることができる。 船、自動車、飛行機、 そして動くシェルターのデザイナーは つねに建築家ではない。

View Article

宇宙線(cosimic ray)とコスモグラフィー

新しい資源を見出さなければ、消滅するように人間は 運命づけられているが故に エネルギーと食料生産に駆り立てられている。 この現実を疑う科学も消滅しかけているように見える中でさえ 高エネルギーの放射線は1世紀前に発見された後に 新粒子は素粒子実験より先に宇宙線中から見つかった事実と共に 宇宙線(cosimic ray)と微生物の相互作用なくして モバイルシェルターの内部宇宙は...

View Article


テンセグリティは誰が発見したかーー芸術家の自惚

テンセグリティは誰が発見したか バックミンスター・フラーはテンセグリティをいつどこで発見したのだろうか。 これまでこの疑問に答える明確な書物はなかった。 みんな情報の受け売りだった。 それゆえに、人々は現在も活動しているケネス・スネルソンの発言を重んじてきた。 構造の歴史において、 もっとも重要で単純なこの事実を 当時ロサンゼルスからサンタバーバラに移転した直後の...

View Article

最小限の装置=trimtab

人間の生存をかけた闘い理由にしてなされる 最大の正義(Justice)は、戦争である。 生き残る必要性を公平な名目として 殺し合うようにわれわれは訓練されている。 デザインサイエンス革命は、 人類の生存のために わずかな力で巨大な全体を動かす最小限の<装置=trimtab>のデザインと制作 から生まれる。 デザインナーたちは、 最小限の装置=trimtabとは何かを考える仕事を...

View Article


銀河新年2016

元旦の良いところは、 昨年の自分とは違った誰かになれるという幻想を 抱くことができる もっとも主観的な日である。 人間は小さな領域での同時性を望んでいるがゆえに。 銀河新年は 宇宙ではつねに非同時的である。

View Article

デザインサイエンス

労働力が最も不足している点在し集中する都市に 難民と潜在的難民を分配することは 権力テクノロジーの役割である。 つねに工業と農業に新しい技術発明と発見をもたらし 生産物の不足(または過剰)と品質を改善するための 生産性のテクノロジーこそが 難民の安価な労働力に依存しない科学的な方法である。 難民を人為的に作り出すコングロマリットから 全人口を生産の循環の中に位置づける方法を予測的に計画したのは...

View Article


共鳴テンセグリティ(Rezonated Tensegtiry)

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が 振動を拒む状態が続く限り ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。 自己充足する構造は宇宙では存続できない。 テンセグリティ構造は システムを通過したエネルギーを そのシステムをより強化するようなシナジー作用を形成する。 つまり、外部エネルギーを受容し分散しないないテンセグリティ構造は テンセグリティではないのだ。 この動的な共鳴現象には...

View Article

テンセグリティ構造の破壊とその方法

建築とはいくつもの手続きからなる総体である。 この認識から、テンセグリティ構造のメカニズムの分析が テンセグリティに関する原理の理解の始まりになることは ほぼ不可能である。 分析から真の構造は学べない。 むしろ、その分析方法を破壊するべきである。 つまり、テンセグリティ構造の本質的な破壊とその方法とは何か。 スネルソンがもっとも知られたくない方法でもある。

View Article

外部から観る

自然が どのようにシェルターに働きかけるかを知るには 自分自身と共に生き 自分に相応しい思考にふけり 自己規律に従った行為によって 自分を外部から観ることからはじまるだろう。 人間だけが 自然と共に生きるには もったいないからではなく 自然を癒す人間はいないから。

View Article
Browsing all 1979 articles
Browse latest View live