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Channel: 犬のしっぽブログ  Yasushi Kajikawa
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最小限の生活空間

遠隔地のロボットがロボットをデザインし生産するまで どんな部品も人間の頭と手を経る。 自動車、PCなどのアセンブルはまだ分業された手作業である。 最小限の生活空間構造は単純な素材の手作業から構成できる。 効果な空間を購入する習慣は労働の喜びを効果的に破壊する代償だった。

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自発的な風

直観的な好奇心に基づいて行動すればするほど 挑戦的で積極的になる。 それは競争心とは異なる。 直観的な好奇心は未知の領域に導く風である。 風の吹かない場所さえ移動させるその風によって、 風を探すのではなく 次の風が吹く確かな予感になる。 https://earth.nullschool.net

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風と舵を切るTrimtab

「風を切る」は「舵を切る」と同義であり より「舵を切る」ために進行方向を変える効果的な道具(Trimtab)がデザインされる。 モバイル・シェルターは「風を切る」ために球状にデザインされ、 進行方向を変えるために風で浮遊するほど超軽量である。 テンセグリティ構造はタンポポの種子のように大地から離脱する。

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自然のウイングレット(主翼端翼)

主翼の端部に発生する激しい渦は、 空気抵抗となって機体の推進力を低下させる。 翼端渦の気流を拡散しさらには推進力に変換するのが 小さなウイングレッド。 空気抵抗を抑えることで燃費を向上させる機能は コハクチョウから学んだ方法だ。

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直観を鈍らせない方法

3DCADからバーチャルすると直観が鈍る。 優れたシェフのレシピを見てレストランに行くのと同じだ。 シナジェティクスのモデリングは手からの直観だ。 概念と素材の加工方法から新たな概念が生まれる。 素材とそれらを加工する道具に触れない方法は短命だ。 しばしば素材や道具さえも発明する機会を逸している。 操作主義のモデリングに秘法はない。

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風のトポロジー(再考)

風は空気の連続した流れであるがゆえに、 球面上の流れには不連続な特異な場所がある。 風の始点と終点である。 最小限の風の吹かない2つの極性は 風に乗ってつねに大気圏を周回している 見えない無風の島だ。 風のトポロジー https://earth.nullschool.net

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動的均衡の起源

1944年バックミンスターフラーによって ベクトル平衡体(Vector Equilibrium)が発見されるまで 「動的均衡」という概念は生物学には無縁であった。 さらに1951年インフルエンザの正20面体状のカプシド構造を 初めて電子顕微鏡で確認した先端的な分子生物学は その存在を生命として定義できなかった。 ウイルス粒子は1個の細胞から約1000個以上生成可能

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思考方法の基地(camp)

この国で何かを学ぶと鬱病になる。誰かが盗んだ方法だから。 今はどこにいてもいるだけで鬱になる。 つねに動的にモバイルするだけでは不十分だ。 起源を超えて動的に思考しなければ、 兵器の中継基地、プルトニウムや石油の備蓄基地、 そしてグランチの思考方法の基地(=camp)は いつでもどこにでも作られるから。

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小が大を兼ねる試行錯誤

大は小を兼ねる。 同時に、小が大を兼ねる関係が生まれる時がある。 小を構成する最小限のモジュールから全体が出現するための システムを構成する論理的方法は 部分から全体も、全体から部分も推測できない 非論理的な試行錯誤の後に発見される。 この非論理性は自然にありふれている。 最小の球状三角形が球面のほとんどを覆うことができる。 SYNERGETICS RBF 1975 The Greeks...

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自然の精神分析

物質の相互作用は統合された状態でマインドに働きかける。 予測の限界に対するによって、 破壊の限界を遙かに超える合金・テンセグリティは シンメトリー構造を獲得した。 構造とパターンを具体性に置き換える自然は 安全率を付加的ではなく多重化し 遂に美を超えて非物質化する。 SYNERGETICS RBF 1975 Circuit Pattern Tensegrity

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概念の実験

電子と陽子は同時に発見できなかった。 電子が1899年に発見された後、 陽子は1911年の原子模型で初めて概念化され1918年に発見された。 相補性は思考の中で最大の非論理性として立ちはだかっている。 陽子と電子は鏡像ではなかったからだ。 物理的な相補性は概念の実験によって確立された。

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利己的と功利的

利害につねに動機付けられる利己主義は 自尊心や自己愛を取り戻そうとする衝動から生まれる。 モラルからそれを抑制することはできない。 万人の利益を求める功利的思考は 有用性の高い発明を生むモラルの起源。 功利的思考は現代の資本主義教育から排除される傾向にある。

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続)概念の実験

シナジェティクスにおける物理的な相補性は 概念モデルの絶えざる実験によって発見され確立される。 例えばバックミンスター・フラーのテンセグリティ原理の発見までに 圧縮力と張力との相補性を 圧縮材と張力材に置換するための 概念モデルによる17年間の挑戦がある。 自然の観察からではない独自の自然学がある。

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自由を支配するシステム

スマホで買い物する便利さは、 個人データを無償で譲渡して管理分析されていく 近未来を見えなくさせている。 お金を使えば使うほど、 お金を儲ければ儲けるほど 自由をより制限する見えないテクノロジーを理解した時は 自由をシステムが支配する時だ。 PCが労働を軽減しなかった歴史のように。

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掃除効果

机の上を拭き掃除するだけで机は広くなり 床を掃除すると室内は明るくなり エンジンルームを清掃するだけで性能が改善する気がする。 目に見えないゴミや埃が視界を狭くするのだろうか。 それとも主観的に秩序付けるだけで世界が変化するのか。 事物と脳の関係は科学的に変化しない。

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元型に遭遇する

概念を形成する過程でも 主観的なアイデアが事物と脳との非論理的な回路へ誘導されがちになる。 思考力だけから概念モデルが生成されることなどないが 待つしかない受動的な段階に耐えながら ついに特殊な経験を局所的な言語によって変換した瞬間に 非物質的で客観的な元型に遭遇する回路がある。

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学習依存という条件反射

教育は学習依存で張り巡らされている。 やがて勉強すればするほど満足する条件反射に夢中になる。 経験と絶えざる実験、そして未知への冒険からのみ理解していく 自己教育プログラムとその教師は外部には存在しない。 外部の教育システムが依存しているのは実はこの先験的な内部装置だ。。

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理解(Comprehensive Mind)

理解とは99%の準備である。 知識が形成した条件反射という 巨大な重力圏から逸脱するための。 そして固有な経験の相互作用による 知的爆発力があるかないかが残りの1%だ。

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三角形化の歴史

経験される固有な関係性はパターンに対しては局所的である。 パターンはそれらの関係性に対して投影される包括性である。 トラス構造における三角形化の歴史が 球状ジオデシック構造を生んだわけではない。 ジオデシックス構造は基礎構造なしで 自立する無柱空間の構造安定性のパターンから生まれた。 SYNERGETICS RBF 1975 The geodesic spheres (D and E)...

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大地と根

植物が大地に根を下ろすのは 水分や養分を吸収し、呼吸し、自らを支えるためである。 それらの機能は種族全体が移動しながら維持拡大するために形成された。 植物の終の棲家は、光を求めて大地または海底の移動にある。 植物の栽培技術と引き替えに人間は自らの棲家を固定した。 ガジュマルの根

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