目的意識(Know Why)
ノウハウ(Know How)は、知識である。 知識には、何かを知るための動機(目的意識=Know Why)は含まれない。 しかし、動機には動機とは何かを知る経験が含まれる。 優れたノウハウを模倣することは学習であるが、 固有な動機を模倣する人は詐欺師である。
View Articleテンセグリティ・シェルターの内部 直径6.5m カーボン製
テンセグリティ構造の生活器としての可能性をTHE NORTH FACEの40周年で 来日した創業者ケネス・ハップ・クロップ氏と対話した。 バックミンスターフラーにデザインを依頼したモデルがテンセグリティシェルターの内部に設置された。 シナジェティクス研究所が開発した直径6.5m重量30キロのカーボン製のテンセグリティシェルター...
View Article「存在の耐えられない軽さ」
「存在の耐えられない軽さ」ゆえに、 球状テンセグリティ構造の強度と剛性は想像を超えていた。 私は新たな「構造とパターン」を発見し、 同時にシナジェティクスの用途開発におけるシナジー的な現実性を証明した。 材料提供した東レのエンジニア全員が見学。 アセンブル120分。 シナジェティクス研究所の自律したモバイルテンセグリティシェルターのプロトタイプ 直径6.5m 30kg カーボンテンセグリティ...
View Article海に浮かぶ船のように大気圏を浮遊するテンセグリティ
自律する超軽量モバイル・テンセグリティシェルターの 強度と剛性を計算できる構造家は未だ存在しない。 構造計算の理論は原寸大プロトタイプの破壊実験から生まれる。 テンセグリティは海に浮かぶ船のように大気圏を浮遊する構造物にデザインできる。 テンセグリティは浮力によってモバイルする。 シナジェティクス研究所は、2008年超軽量テンセグリティ構造の構造とパターンを発見した。...
View Article大黒柱が存在しない元型
すべての権力構造にとっての驚異は、 超軽量テンセグリティ構造のような「存在の耐えられない軽さ」ではなく、 より重要な部分、または もっとも重要な大黒柱が存在しないシステムが存在する 宇宙の元型に対してである。 中心がなくとも破綻または破断しないテンセグリティ社会を 形成する個人の試みにある。
View Articleジオデシック・テンセグリティ構造のパイオニア
建築家ショージ・サダオ氏は、 バックミンスター・フラーと共にジオデシック・テンセグリティ構造のパイオニアである。 彼は夜間のスパイラル会場での組立時に突然やってきた。 私の発見した超軽量のテンセグリティ構造の 組立時間と重量と直径に強い興味を抱いていた。 それこそが構造の基本性能だからだ。 1967年のモントリオールのアメリカ館の設計で ゴールドメダルをバックミンスターフラーと共に受賞(1970)...
View Article無人機の主翼デザイン
植物の種子の浮遊する機能や飛行する形態から彼らの移動能力が想像できる。 アルソミトラマルロカーパの種は最大級の翼果で長距離を飛散する。 航空力学に基づいた初期の無人機の主翼デザインに類似している。 各果実は300~500枚の翼の格納庫である。 超軽量の互いに異なった無人機が着陸した場所に森が始まる。 アルソミトラ・マクロカーパ 森の高い樹木に支持されるウリ科のつる性植物...
View Articleモバイル・テンセグリティシェルターのモジュール
テンセグリティ構造は植物の飛行する種子のようなサバイバル方法と調和する。 すでに無人機で運べるほどモバイル・テンセグリティシェルターは超軽量である。 折りたたんだモバイル・テンセグリティシェルターは車の後部トランクにも格納できる。 直径6.5mのモバイル・テンセグリティシェルターの2種モジュール カーボン製 全重量30kg シナジェティクス研究所 研究開発・プロトタイプ制作 2008
View Article退屈な自己のテクノロジー
20世紀の「お金でお金を稼ぐ方法」は 21世紀では「お金にも働いて貰う方法」でより多数に支持されてきた。 だれかの金利は誰かの借金で賄われている金融システムが 生産性を剥奪したもっとも退屈な自己のテクノロジーを複製している。
View Article裏庭に朝がやってくる前に
夜明け前に凛とした冷気で目覚めた時、 南東の空に金星と木星が輝いている。 次に土星が、遂に太陽が昇る前に 透明なシェルターの薄く覆った球状の氷結をストーブで溶かそう。 放射冷却でより広くなった裏庭を眺められるように 内部に最初の太陽を注ぐのだ。
View Articleアウトドアにドアはなかった
近い未来よりも 遠い場所に喜びを求めて 人々が移動する時、 アウトドアにドアはなかった。 剥き出しのヒロシマは絶えることはないだろう。 見捨てられたありふれた畑を探して 超軽量の2層ミニバイオスフィアに棲み、 井戸を掘って微生物と共に畑をこしらえる。 裏庭のドアを開けてCosmic Fishingに出かける時、 静かな生活は何処にでも降りてくる。
View Article再考Cosmic Fishing
デザインの最大の課題は、 新たな機能を発明しそれによって新しい商品を開発するまで、 他者の評価を獲得するために不断の競争心を煽るのではなく、 それらすべてを放棄することにある。 人間はどんな機能もデザインできない。 すべての機能は発見されてきた。 Cosmic Fishingでさえ発見された秘法である。
View Article火星での水耕栽培の中止
NASAの火星での水耕栽培によるサバイバル計画は、科学的に否定された。 その後にファミレスに水耕栽培のノウハウが解放されたのだ。 自然は人間が他の天体で存続できないデザインを受容しない。 地球大気圏と大地と微生物と水そして光合成が もっとも安全で経済的な環境であることを再発見させた。 ドバイの砂漠地帯にドームですっぽり覆われた火星シミュレーション都市
View ArticleR.B.フラーは思考する時、思考を声にする
記号のテクノロジーや科学的テクノロジーを変えても、 動機(know why)なき自己のテクノロジーは最も保守的だ。 この絶縁を埋め合わせるのは 「思考を声にする」行為Thinking Out Loud(R.B.Fuller)である。 このプリミティブな現実的な波動こそは、 絶縁状態にメタフィジカルな相互作用と 統合作用をもたらす賢者の実践方法だ。
View Article心理作戦
人間が生きている限り被爆しないものがある。 それは知識である。 だからこそ、知識を扱う頭脳は洗脳されてきた。 この心理作戦には、 心理作戦には全軍事費の半分以上が毎年費やされてきた結果、 もはや洗脳されていることに気づかないほど巧みに洗練される。 実際、全軍事費がいくらか誰も知らない。
View Article位置情報
孤立は独創には繋がらないが 体験した寒さを真夏に想像できないように、 群れから孤立しなければ、閃きも起こらない。 閃きのほとんどは圧縮された未知からの位置情報だ。 閃きにより接近するための。
View Article陳腐化する知識とノウハウ
ビットコインが破綻したようだ。 経済システムは破綻するシステムを前提にしている。 知識とノウハウは陳腐化するが、原理は腐敗しない。 知識以上に永続するのは知恵だ。
View Article折りたためるテンセグリティ構造
自然から発見された純粋な折りたためる構造、 たとえば、DNA構造は生存のための複製機能としてデザインされている。 晩年のバックミンスター・フラーは全世界での講義用に 折りたためるテンセグリティ構造をデザインしていた。 デザインサイエンスは、 生存のための純粋な展開型のテンセグリティ構造を複製する。
View Article刷り込み(imprinting)
何かを学ぶことは興味のあることを、 経験することから始まる。 これは簡単なことに聞こえるが、 経験もなくノウハウから学ぶと知識とその起源を愛せなくなる。 失敗を怖れる理由は、社会と両親が抱く目的の「刷り込み」からだが、 興味を抱く理由は、彼らの目的にはない。 外部からプリントできる言葉ではないから。
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