水の平均的な存在度
地球表面の3分の2は海で覆われている。 水は物質の中でもっとも暖めにくく冷めにくい物質である。 常温・常圧で液体または固体の物質の中で 水の比熱が最大になっている。 その特殊なはずの水は月にも火星にも存在した。 「掛け替えのない」水の存在度は太陽系では平均的である。 火星探査では レーダー波が氷を透過する時に その内部に含まれる成分によって反射する電波が変化したことで 水の存在が確認された。
View Article全方向的な陸・空・海ビークル
水陸両用車は開発されてきたが、 陸・空・海を走破できる大気圏内ビークルはまだ存在しない。 全方向的な陸・空・海ビークル概念の物質化は 宇宙船にも未だ存在しない。 全方向的な陸・空・海に適用できるモバイル住居空間は ジオデシック・テンセグリティ構造だけである。 水陸両用ランボルギーニ 自動車は車道だけの専門分化したテクノロジー
View Article張力と斥力が共存するテンセグリティモデル
電磁力には引力と斥力の両方が存在するように テンセグリティ構造には 張力と圧縮力の相互作用に加えて 斥力と圧縮力の相互作用が存在する。 張力と斥力が共存するテンセグリティモデルは実在する。 2点間距離の調節だけで全体の張力が可能なだけではなく 直径が拡大する現象を検証できるテンセグリティモデルから 構造の神秘を知ることができるだろう。 張力と斥力が共存するテンセグリティモデル 制作...
View Article斥力モデル
球状テンセグリティの張力が適切に調整されているかどうかを 検証する方法を張力材の長さや張力の測定には求められない。 任意の一カ所の隣り合う頂点間距離のみを縮小させた時、 球状テンセグリティの初期の直径が拡大すれば シナジェティクスが発見した斥力モデルであると言える。 球状斥力モデル 制作 シナジェティクス研究所 2007年
View Article斥力としての重力は発見されていない
重力は万有引力であり斥力としての重力は発見されていない。 テンセグリティ構造では張力と斥力が共存する。 フラーの対称・非対称のテンセグリティ構造においても 斥力が検証できなかったのは、 強力なカーボン製の張力材がまだ誕生していなかった 当時のテクノロジーに関係している。 非対称テンセグリティ構造 バックミンスター・フラー 1979
View Article自然の非同時的な内部と外部
内部に入った食物を複雑な生化学反応を通過させて 外部に排出されるシステムはその複雑さと厳密さを感じさせない。 自然は水を気体、液体、固体に分離しても それらを整数比的に極めて論理的に再結合させるから、 反応に関わる元素数は増えも減りもしない。 自然の非同時的な内部と外部は不可視だ。 SYNERGETICS RBF 1975 RBF 1975 Universe as “A Minimum of Two...
View Article最小限の閉じた螺旋体のプリセッション
人間の体重の10%を占めているミトコンドリアには 最小限の閉じた螺旋体として 回転方向が同じ右勝手の2重螺旋DNAが 日々生成されている。 惑星の回転と軌道からこの螺旋体は 歳差運動(プリセッション)の影響を受けている。
View Article風とさえも共振するテンセグリティ構造
テンセグリティが既知の構造だと理解したり あるいはその構造を再現できた映像を見た瞬間から 観察者の認識は閉じていく。 テンセグリティは既知の構造の定義を破壊するために 発見された原理である。 テンセグリティは風とさえも共振する。 よりシステムを安定させるために。 張力調整機能のあるテンセグリティ構造 アルミ合金製 直径3m 制作 シナジェティクス研究所 構造デザイン 梶川泰司
View Article可視化されたエフェメラリゼーション(ephemeralization)
観察されるべき客観的な対象から 新たな構造の可能性は見えなかった。 テンセグリティは構造の最後のかたちだ。 原子核が最初の構造であるように。 浮遊するテンセグリティ構造 シナジェティクス研究所 2013年 制作 エフェメラリゼーション(ephemeralization)
View Article風とさえも共振するテンセグリティ構造
テンセグリティが既知の構造だと理解したり あるいはその構造を再現できた映像を見た瞬間から 観察者の認識は閉じていく。 テンセグリティは既知の構造の定義を破壊するために 発見された原理である。 テンセグリティは風とさえも共振する。 よりシステムを安定させるために。 張力調整機能のあるテンセグリティ構造 アルミ合金製 直径3m 制作 シナジェティクス研究所 構造デザイン 梶川泰司
View Articleネガティブとポジティブの共存
リアリティはつねにネガティブとポジティブが 同時的かつ非同時的に共存している。 テンセグリティは右巻きのモジュールと左巻きの同型モジュール群が 互いに重複して共存しているように。 SYNERGETICS RBF 1975
View Article概念化と物質化
概念化は主観的な思考に関わる 重さのないメタフィジクスの過程にあり、 実現化は客観的な経験に関わる物質化の過程にある。 異なる相補的な過程が相互作用した結果、 統合されたシナジェティクスモデルが現れる。 観察行為からはこれらの物質化は不可能だ。 SYNERGETICS RBF 1975 最密充填システムにおける実と虚の相互変換
View Article多頂点体(Polyvertexion)の構造的距離
思考言語がモデル言語に接近すれば、 構造と意味がモデルに変換される。 その逆から、 反対称性を備えた自然の完全な相補性さえも生成される。 モデル言語は生成文法だ。 自然が構造的距離を最短にする計算方法は 正12面体状多頂点体(Polyvertexion)を 正4面体状多頂点体(Polyvertexion)に変換する場合だ。 20多頂点体(Polyvertexion)シナジェティクス研究所 梶川泰司...
View Articleモデル言語はデザインできない
モデル言語はデザインできない。 発見される以外に生成されない。 シナジェティクスモデルは すべてモデル言語の多層的な視覚化なのである。 幾何学のように静止的ではない シナジェティクスは時間を含む。 総三角形化されたオクテットトラスでさえ折りたたみできる。 展開型テンセグリティ構造として。 Stabilization of Tension in Tensegrity Column...
View Article「シナジェティクスの問題」
書物は消滅する。 映像も消滅する。 それでもモデル言語が生成される時 高い知性は獲得される。 これが「シナジェティクスの問題」だ。 私はいまでも子どもと一緒に シナジェティクスを探査している。 「創造性」は知識に依存しない。 「創造性」は間違った概念だから。 シナジェティクスは準結晶を構成するモジュールがオクテットトラス構造を発見した。1990 3種の金属からなる準結晶
View Article「シナジェティクスの問題」
シナジェティクス原理を探査するための モデル言語の生成装置は 人間の脳には備わっている。 その経験が知識を容赦なく破壊していく時、 「シナジェティクスの問題」は 個性や創造性開発のノウハウなどとは無関係に発生する。 学校に行けば行くほど無力になる現実を理解できる。 FIVE TETRA シナジェティクス研究所 梶川泰司 制作 1988年
View Article脳のゴミを排除しても無秩序は変わらない
人間の脳のゴミは、 理解よりも深い睡眠によって排除できる。 脳は睡眠によって情報を整理するが 無秩序は変わらない。 知識自体は互いに無関心なので 経験によって統合されないかぎり 無秩序は身体から排除できない。 季節と無関係に焚火をする時、 私は太陽からのエネルギー循環に同期できる。 惑星が太陽を焦点の一つとする楕円軌道上を動く時、 ケプラーの第二法則(面積速度一定の法則)が生まれる。
View Article惑星の公転周期の2乗は軌道長半径の3乗に比例する。
惑星が太陽を焦点の一つとする楕円軌道上を動く時、 ケプラーの第二法則(面積速度一定の法則)が生まれる。 観察からは発見できない原理の発見方法は知識ではない。 ケプラーの第二法則を証明できる知識は理解できるが、 その証明方法のなかに原理の発見方法は含まれない。 惑星が太陽を焦点の一つとする楕円軌道上を動く時、 ケプラーの第二法則(面積速度一定の法則)が生まれる。...
View Article黙々と仕事をする時が訪れる
こどもは遊びに夢中になれるばかりか、 無心になれる遊びを探す能力がとても高い。 私にも他人を説得するよりも 黙々と仕事をする時が訪れる。 それは動機が強くなければ出来ないからではなく 無心になれる目的を発見する力が生得的だからだ。 動機が破壊されるシステムの奴隷にはその無心さがない。 こどもでさえも。 4つの面の2面角が一定に互いに交差する時、正4面体の空隙が形成される。...
View Article正4面体の動的な空隙システム
4つの面の2面角が一定に互いに交差する時、 正4面体の空隙が形成される。 その空隙と相補的な正8面体の空間も同時的に形成される。 正4面体の空隙が動的だから 黄鉄鉱には、八面体の相補的な4面体は形成されない。 空間充填には実と虚の相補的システムが存在する。 2面角が一定に互いに交差して4面体を形成する時、 八面体の相補的な4面体は形成されない。
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