子どもが子どもを教育する実験
無知から生まれる無秩序が 自発的学習のデフォルトではなく、 無知を日々破壊する好奇心が生む無知への絶えざる自覚から デフォルトが生成される。 デフォルトは最初の自覚できない 非人格的なインテグリティだ。 教師や教科書がなくとも 子どもが子どもを 教育する実験が社会でできないだけだ。
View Articleシナジェティクス3
バックミンスター・フラーに出来なかったことは、 テンセグリティシェルターの中で シナジェティクス3を書くことだった。 彼の60年代の自宅はジオデシックドームだった。 20年以上の耐候性のある皮膜や張力材が まだ存在していなかったからではない。 モバイル用のテンセグリティ原理が まだ発見されていなかったからだ。 テンセグリティ構造 SYNERGETICS RBF 1975
View Article美よりも包括的なテンセグリティ
生物学では細胞という概念を考えた人が 最初に細胞を発見した人だ。 ケネス・スネルソンの傲慢さは バックミンスターフラーが発見した テンセグリティの原理と概念を 自分の彫刻の作品名にしたことだ。 スネルソンはフラーの概念から 圧縮材が不連続なテンセグリティ作品を作り始めている。
View Article美よりも包括的な宇宙の原理
科学的原理をモデル化しただけでは芸術作品にはならない。 テンセグリティに美を求めるよりも 構造原理を応用する仕事がなぜ優先されなかったのか。 美よりも包括的な宇宙の原理を フラーから学んだスネルソンが シナジェティクスを発展できなかったのは 欲望による概念の所有にある。 Tensegrity SYNERGETICS R.B.Fuller 1975
View Article動く組立ライン
テンセグリティシェルターは 互いに遠隔地にいるアセンブラーとの対話と 既製品との相互関係が作り出す張力から デザインされるまったく新しい空間構造なのだ。 テンセグリティシェルターの動く組立ラインは 外部のロジスティクスと 内部のシナジェティクスとの共存から形成される。 互いに遠隔地にいるアセンブラーとの対話からデザインされた テンセグリティシェルター 2008 シナジェティクス研究所 制作...
View Article構造の定義は変容する
シナジェティクスには日々発見がある。 テンセグリティについて昨日の発見を思い出して ほとんど何も分かっていないことを知ると、 それだけで構造の定義は変容する。 私のスタジオは高い天井までモデルだらけで テンセグリティに引越すしかなかったのが テンセグリティにとって最大の変化だった。 バイダルカが外洋を航行できるように テンセグリティは大陸の表面を航行するために 浮遊するほど軽量だ。
View Articleシナジェティクス3
バックミンスター・フラーと彼が亡くなるまで 共同研究している間、 自分の名前で論文を出そうなどとは 思ってもいなかった。 モデル言語を学べるだけで十分だった。 彼が滞在するホテルの朝食会で 彼が私に自分の名前で論文を出版すべきだと 言った時はほんとうに驚いた。 彼はシナジェティクス3のモデル言語の始まりを 予感していたのだ。 それを理解できたのは 彼が亡くなった後の バックミンスターフラー研究所の...
View Article地下茎ネットワーク
シナジェティクスに憧れると シナジェティクスを発見できない。 憧れとは 最大の他者との比較であり すべての比較を超えなければ 内部の混乱は避けられないだろう。 ランダムに見える地下茎は、 地上の嵐で揺れ動く無数の葉の光合成を 不可視の微生物ネットワークに接続する。 地下茎ネットワーク
View Article客観的に生きる(再考)
被曝したら 楽観主義者は 政府の検出データを見るが 悲観主義者は半減期をみる。 しかし、 結果が同じなら 主観的である。 客観的とは それらの結果を より少なくする行為である。 客観的に生きることが もっとも奪われやすい世界は 主観的な牢獄だ。 この火星探査機は客観的で概念の牢獄化は主観的か
View Articleレイマンの生活
机の上で静かに考えて仕事するのは 専門家の生活だ。 私はスタジオでも裏庭でも動き回っている。 シナジェティクスの原理は動詞に潜んでいる。 原寸大プロトタイプは、動詞に溢れた神秘に近い。 朝露が消えるまでの間、 裏庭は机上の理論を超えて 見知らぬ庭にまで拡張している。 朝露が消えるまでの間
View Article自惚れと誇張
より初期のシナジェティクスモデルを見ると 自惚れと誇張が見える。 無意識がモデリングされている。 しかしそれは次のシナジェティクスモデルを 発見した後の話だ。 原理が最初のモデルを陳腐化する。 陳腐化が試行錯誤の無限性を生む。 原理は調整できない無意識に浮かぶマイルストーンだ。 SYNERGETICS RBF 1975 シナジェティクスモデル
View Article個性化という身体矯正
学校における学力と 家庭における所得の階層化を通じて 個性化が求められる時代の 個性化とは独創性を封じ込めるための 一種の身体矯正なのである。 レディメイドの経験産業のマーケットを支配する 彼らにはシナジェティクスは 個性化の破壊プログラムとして映るに違いない。 自然が原理の個性化を求めないように 思考の個性化から自然は見えない。 SYNERGETICS RBF 1975 原子核のマジックナンバー
View Article破壊的なシステムの作り方
生まれつきの嘘つきは ケチな金儲けができるが、 愚鈍な大学の教師にもなれる。 独創性がなければ、 どちらかで成功できる。 人々の弱点から発明した包括的政治システムだから 嘘が持続可能な社会ができるのだ。 実に破壊的なシステムだ。 『ニーチェの馬』
View Article疑似脱工業化からの離脱実験
脱工業化とは 職業の大部分が人類の生存には無関係になることだから 新たな仕事を生み出すには なくてもよい職業から失業しなければならない。 過剰な情報・知識・サービスからの選択的自由は 失業から始まる。 シナジェティクスは、 疑似脱工業化からの完璧な離脱実験から始まる。
View Article固体概念
花粉は遺伝子を保護するために なぜ美しいパッケージを採用するのか。 ジオデシックス構造の殻は目的ではなく結果だ。 美しいテンセグリティを模倣しても 何も理解できない。 大地が振動しても固体を信じたい人は テンセグリティに居住できると想像もしていない。 花粉はジオデシックス構造でパッケージされる
View Article火星生活
火星の生活は、水と食料 そしてエネルギーと住宅、宇宙服にすべて課金されるが 水はもっとも高価になる。 グランチによる宇宙開発のテクノロジーは 課金すること以外何も変えられない。 宇宙は課金しないテクノロジーである。 光、重力、元素を使って森や鳥など 人間以前に宇宙に適応した存在に課金しない。 「HI-SEAS(ハワイ宇宙探査模擬実験)」HI-SEAS/NASA
View Article自発的な知的爆発の経験
優れた教師は こどもの好奇心に火を付ける。 しかし、こどもの好奇心を爆発させて、 思考力と行動力に変える 天才は教師をしていない。 本当のイノベーションは 子供の時の 自発的な知的爆発から始まる。 それは急激な極移動による 地場の反転を伴うような内的経験だ。 地球の中心コアにあるダイナモ(発電機)から磁場が発生し, 地球全体を覆う双極子を形成する。
View Article内部のダイナモ
優れた教師は こどもの好奇心に火を付ける。 しかし、こどもの好奇心を爆発させて、 思考力と行動力に変える 天才は教師をしていない。 本当のイノベーションは 子供の時の 自発的な知的爆発から始まる。 それは急激な極移動による 地場の反転を伴う 内部のダイナモの動きからだ。 地球の中心コアにあるダイナモ(発電機)から磁場が発生し, 地球全体を覆う双極子を形成する。 日経サイエンス
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