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Channel: 犬のしっぽブログ  Yasushi Kajikawa
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局所的グローバリズム

文化は、人間によってデザインされている。 物質や金属を構成する原子は、宇宙的である。 そのテクノロジーは純粋である。 そのテクノロジーは、局所的で近視眼的な習慣を陳腐化するが 人間によって、テクノロジーを意図的に矯正することもできる。 1930年代、電気自動車の開発に成功した後から 内燃機関のガソリンエンジンを開発したのは、石油資本である。 消費者の思考形式を長期的に矯正してきた...

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メタフィジックス・ドライブ

モデル言語の発見とは、 モデル言語の誕生に立ち会い、その爆発に立ち会う連続的・非連続的プロセスに於いて、 そのプロセス全体から、決定的な概念の破壊と誕生を見極める峻烈な行為である。 『シナジェティクス』のモデル群においてではなく、 モデル言語を内在している最新のモデリングにおいて、 単独者は、新たな概念形成のために行われる メタフィジックスに立ち合うのでなければならない。...

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報道の自由度

報道の自由度が、もっとも高いノルウェーなどの北欧3国やアイスランドは 石油資本の依存度が低い再生可能エネルギーを推進した地域である。 (アイスランドが銀行を救わずに金融機から脱したのは、 事務所や一般家庭の電力や温水を全て地熱発電で賄うことができたからだ) 火山国の日本で地熱発電を推進すれば、無人で運転可能であるばかりか、 原子力発電所8基分に相当する電力エネルギーを恒久的に供給できる。...

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流星物質(meteoroid)

流星物質の一部が蒸発しないまま地上に落下したのが隕石である。 われわれの身体を構成する元素の存在度には 流星物質の元素の存在度と変わらないデフォルトが支配している。 太陽系の元素組成は 地球の化学組成と太陽系の起源を意味するように 惑星地球での生命現象には グローバル化による格差の拡大や 自由貿易の敗者を救出する反グローバリズムを形成しない システムが働いている。...

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主観性の記述

人々のありふれた日常の個人性の記述を 一つの監視手段、更なる一つの支配方法に変換する 権力と記号のテクノロジーに対して、 モデル言語の記述方法は、もっとも主観的だ。 そして、しばしば、論理的な記号テクノロジーの間違った使用方法が 引き起こす神秘に遭遇する。 科学的で数学的な探査へ誘導するのは、この神秘である。

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包括的な不可視の狂気

21世紀の非同時的テロの持続的展開によって、軍隊と警察は、 国際的な規模で個人の情報収集、管理、拘束するテクノロジーの開発に迫られたが、 18世紀における致命的で広範囲な疫病(黒死病 Black Death)によって、 医学が国家的規模の情報収集、管理、拘束の必要に迫られたのが そのテクノロジーの起源である。 しかし、21世紀の監視技術によって、 すべてのコミュニケーションを捜査対象とするための...

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科学的事実

ジオデシックドームの研究開発時に、どんな企業も大学も支援していない。 (バックミンスター・フラーのジオデシック学の形成期は ブラックマウンテン大学の夏期講習だけに雇用された講師だった。) 同時期の、しかし、ジオデシックドームよりも先行した テンセグリティ開発は、構造解析から生まれなかった。 最初の有人飛行機が、航空力学や構造解析から生まれなかったように。 これらの科学的事実は、ほとんど教育されていない。

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Twitter始めた

思考できなかった場と方向に自ら気づくためか。 批判なきシナジェティクスに嫌悪したからか。 思考したことよりも思考しなかったことに、破壊力があるのだ。 Twitter始めた。試しに、毎日、草原で野球するように。

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2点間の最短距離

地球上で、もっとも遠い場所は、移動距離または移動時間からではなく 自分の家からちょうど半周した裏側だ。 この概念から、ジオデシックライン(測地線)が生まれた。 しかし、この球面上の2点間の最短距離の概念こそが バックミンスター・フラーのジオデシック理論を 特殊理論にしてしまったのだ。 2点間の最短距離の概念から、もっとも経済的で実用的なシェルターはデザイン出来ない。...

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自然

人々は無数の許可の元で、自由や構造さえも定義している。 自然は、存在に対して、あるいは、非存在に対して許可を与えない。 自然は、ある認識に基づいて具現化(realization)された結果を受容するかしないかだけだ。 人間は、けっして構造をデザインできない。

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内部と外部

ミクロの反対の概念は、マクロではない。 それらは、経験を内部と外部から考察する時に形成される両極なのである。 ベクトル平衡体モデルの収縮拡大の一つの現象の記述にも 内部と外部から見る2つの異なった経験が存在する。 しかし、例えばベクトル平衡体モデルなくして、この概念の認識は困難にちがいない。 その認識には、観察者がその現象を記述する場所(=極性)、...

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偶然と計画

バックミンスター・フラーの発明と発見は 見事なほど、非論理的に統合されている。 真の発明と発見は、論理性を備えているが そのプロセスは論理性から激しく逸脱している。 意図しない偶然が重なり合い、無意識的な計画を呼び寄せる。 それらの事例は、教育には不向きだが、 シナジェティクスの理解には不可欠だ。

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旋律を巧妙に複製する作曲家へ

久々に聴いたビートルズの 「Real Love」(Anthology Highlights 2011)を 以前ほど純粋に聴けなくなった理由は、しばらく曖昧であった。 ラジオから聞こえてきたAKB48「 恋するフォーチュンクッキー」の主要なメロディが、 「Real Love」のオリジナルな旋律をほぼ複製しているからだと感じた時から 「Real...

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弥山の巨石群

宮島の弥山の手前の懐かしい巨石の上で またおにぎり食べて、 瀬戸内海を見下ろす場所の夢を見た。 あの数百メートルも垂直に聳える巨石から吹き上げる海風になびかせて そして、無数のテンセグリティを手放すとどうなるのだろうか。 タンポポのように空中を浮遊し、海に着水していくテンセグリティ群は、 再び浮遊するはずだ。 海面を放射する夜光虫のように。

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労働よりも稼ぐために生きる

生きるための権利に生きる要求を人間性から剥奪するシステムは存在する。 生きるために稼ぐ労働と生きる権利は、計画的に分離されたにちがいない。 生きるために稼ぐよりも稼ぐために生きる現実を受け入れるように。 酸素と水素が整数比で絶えず結合するための許可が存在しないように、 労働をもっとも偉大な人間の特権として受け入れる デフォルト(=宇宙の会計システム)は存在する。

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事実と宇宙

事実に依存する真実は、やがて廃れるだろう。 宇宙の要求にしたがって存在する偉大な意識にこそ真実がある。

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ゲームの誤謬

資本家は、他者よりも前に潜在的な報酬を看破できる。 たとえ、その報酬が自然が作り出した物であろうとなかろうと あたかも彼らが所有する物としてふるまうことによって、 彼らの利益は稼ぎ出される。 利益は本質的に増大するという考えが、 電力や石油から、そして、農薬付けの植物から、耐久性の欠如した高価な住宅から 人類全体に分配されるべき膨大な利益をバイオスフィアから...

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予測的デザインサイエンス

自然は何をしようとしているのかを考察し、為すべきことは何かを考える場合、 あるいは、後者の方がより困難な場合に、予測的デザインサイエンスが開始される。 その過程において、 誘導されることが目的化される疑似神秘学につねに憑依されない 自発的な真の目的意識だけが、シナジェティクス原理群へと誘導される。 その過程が実在するいくつかの経験から自己のテクノロジーが形成される。

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夕焼け

夕焼けは短命だ。その後の焚火さえも。大気圏の流体地理学の永遠の課題。

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微生物の移動

森の樹木を繰り返し伐採してダメージを与え続けると、やがて 衰弱した樹木は、その根のあたりで、ウィルスに感染して変形し始める。 森の怒りが形になると感じてしまうが、根の周辺の微生物群が大移動し始める予兆なのである。 枯れていく樹木を数えても、移動する微生物は数えられないのは本質的ではない。 <図>としての微生物は動的に変位すると共に、<地>としての樹木も機敏に動くから。...

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