暇は生活の残りの時間ではない
暇は忙しい生活の残りの時間ではない。 暇は余暇ではない。 暇が観察者の機能を変える。 暇は夢を見るプロセスだ。 暇は、現実の泉に至る隙間、 つまり失った時間や自己を取り返すのではなく、 自己を生成する隙間=虚の空間なのだ。 Tetrahedral Analysis of Plato’s Triad: The triadic concept of Beauty, Symmetry, and Truth...
View Article恐れと怖れから畏れは見えない
政治的行動は 欠乏への不安と恐れから生まれる。 表現は 自己への欠乏、または過剰への怖れから生まれる。 宇宙は 存在への畏れなしには存在しない。 「ニーチェの馬 A torinói ló The Turin Horse」(2011年) 監督:タル・ベーラ&アニエス・フラニツキ
View Article元型モデルはどのようにして発見されたのか
構造とパターンに関するシンメトリーの起源や 生活器に転換する基本的な原理に関連する バックミンスター・フラーのシナジェティクスモデルには 発見時の神秘性がある。 それはシナジェティクスの圧倒的なモデル言語を 再生する元型の磁性なのか。 彼はどのようにして発見したかを シナジェティクスに記録しなかった。 球面過剰は鋭角での6度の増加になる。 球面過剰(spherical...
View Article人間の諸関係を制限するメカニズム
他国の文化に無関心なのではなく 私の履歴紹介でフラーの弟子と紹介する人には 人間の諸関係を制限しようとする意図がある。 フラーはアジア的師弟関係とは無縁だったが、 友人以上の関係を築いていた現実から 目を反らす社会があるのだ。 20世紀以後、科学は個人的関係だけで探求可能だ。 人間の諸関係を制限するメカニズムは 「自由からの逃避」から生まれる。 SYNERGETICS RBF 1975
View Article内部を外部へと反転させる操作
子供の頃、散髪屋に行くといつも ある考えに悩まされた。 鏡像の世界から離れなくなって 遂に、別の鏡から出るアイデアを 実行できないまま、散髪が終わる。 鏡の出口を探す旅は、 左右を入れ替える鏡の非対称性ではなく 内部を外部へと反転させる 鏡の機能にはない反対称性の概念に出会うまで続いた。 反対称性は物理的操作から生まれる物質的存在なのだ。 「正12面体における対称性の破れ」 1989...
View Article生まれつきの嘘つき (Fake flag operation)
生まれつきの嘘つきは 自分以上の自分以外になれるはずなのだが けっしてその現実を超えられない。 彼が基準にした現実のマイルストーンが 抑も彼以外の嘘ですでに塗り固められた石だから 嘘をつくと次の嘘をついていく足場とする時、 生まれつきの嘘つきを発見できない。 偽旗作戦 イラン沖のホルムズ海峡付近での日本などのタンカーへの攻撃
View Article実と虚の相互変換
論理的に思考しても直観は変化しない。 行き詰まった後の 見知らぬ風景が 窓から入った瞬間だ。 直観にゆだねる内部が持続する間、 限りない謎が深まる内部を再び 外部化するまで、 既知となった外部だけから 際限なく思考することから解放される。 最密充填とベクトル平衡体 SYNERGETICS RBF 1975
View Articleデザインサイエンス vs プロダクトデザイン
デザインサイエンスとプロダクトデザインの 区別ができない形態愛好者は シナジェティクスを理解しない。 原理は宇宙がデザインした。 シナジェティクスからデザインサイエンスの実践を担うのは 局所的な思考形式を偏愛する専門家ではない。 「宇宙はテクノロジーである」バックミンスター・フラー 螺旋の起源と極性 SYNERGETICS RBF 1975
View Article他人の思考、他人の言語
数学は科学への言語、 音楽は感情表現のための言語、 英語はますます問題解決のための言語によって 「遠くから歌が聞こえるが何の歌かわからない」 経験と似てくる時は すでに危険な群れの中だ。 考えたことよりも 考える方法を考えることは少ない。 感じる方法でさえ他人の言語だ。 ジョイントデザインは思考方法のデザイン Basic Joint for Isotropic Vector Equilibrium...
View Article多重の共鳴音
風が吹けば、共鳴テンセグリティ(直径350cm)から 多重の共鳴音が聞こえてくる。 風を受容する共鳴波に圧倒されるのは、 中心部で球面波がほぼ相殺される瞬間の 青空と対比的な無音の空間だ。 旋律、リズム、ハーモニーからなる音楽を超えた 原始の洞窟の中で聞く純粋な無音なのか。 共鳴テンセグリティ(直径350cm)2015 制作 シナジェティクス研究所 梶川 泰司
View Article純粋な空虚
テンセグリティは自らの空虚を無音に変換する。 共鳴は純粋な空虚に至るプロセスである。 純粋な空虚こそ原始の 「Your Private Sky」RBF 浮遊するクラウド シナジェティクス研究所 梶川 泰司 2015
View Article停電テクノロジー
大地震で都市が大規模に停電するのは、 電力会社がウランもプルトニウムも電子も発見しなかったからだ。 さらに発電機を発明したわけではないし、 銅線ネットワークと電気メーターを量産したにすぎないからだ。 彼らは大多数の生命に関わるテクノロジーに無関心だ。 有線は地震に対して時代遅れだ。 バイオスフィアに停電はない。 自然に停電はない。バイオスフィアには1秒間に無数の落雷がある。
View Article生得的な安全装置(Fail-Safe)
すでに生得的な安全装置(Fail-Safe)を与えられている。 自然はこの安全装置を より重要な部分をけっして所有しない標準システムとして すべての有機体生命に 隈無くインストールしてきた。 この安全装置は 構造とパターンに関与する 見えないエコロジーとして無償化された。 月は引力の交流発生装置
View Articleバックミンスター・フラーとの出会いについて
インタビュー;「世界を探査するモバイラーはノウホワイト(know why)と対話する。」 感じたことをいかに隠せるかを 学ぶのは、早い時期だ。 本に書いてあることを いかに自分の考えとして表現する技法を 習得するのはそれほど難しくない。 これらの二重性は、群れとして生存するための 条件反射から形成される。
View Article固有のズレを補正する逸脱システム
筋肉に命令をより速く伝達するために、 運動神経は筋肉よりも相対的により太くなる。 こうした遅延を補正する逸脱システムは、 生命には固有のものであるが、 政治は、意見の相違を支配力で無化し、 経済は、時差を隈無く利益として独占することによって 大多数の人生の可能性をより短命にしている。 より多くの視覚情報を伝達するための視神経は外眼筋よりも太い
View Articleテンセグリティ構造における遅延と逸脱
遅延と逸脱は生命全体に起こり得る。 テンセグリティ構造においても 伝達速度の遅延から共振作用が生まれ、 外力分散という逸脱システムが 張力材の破断回避だけではなく、 システムを通過したエネルギーが システム全体をより強化する。 生命と非生命の境界線は再び曖昧になる。 テンセグリティ構造化したハリセンボン 肉食性で海底の貝や甲殻類、ウニなどを捕食
View Article欠乏経済学
すべての経済学は、欠乏という基本的な方程式に委ねる。 欠乏という出来事が必要とされる場所へと。 埋蔵量とは無関係に戦争を仕掛けて原油価格を吊り上げる。 「無人機の撃墜と(死者数が)釣り合わない」戦争経済学も エネルギーの欠乏という方程式に基づいている。 軍事用プレデターの無人機を開発するジェネラル・アトミックス社は 壱岐空港を拠点に実証試験を計画 2018
View Article比較する教育システム
劣等感も優越感も 自分より高い能力またはより低い能力との 比較から始まる。 理解度を試験で比較する教育システムは、 自分の間違いから遠ざかるために生まれる 権力構造の物まねである。 グランチが原爆投下による死者数と 戦争終結の効果を比較して 核開発を正当化したように。 人口や経済は面積比では表れせない。
View Article無知(darkness)の貯蔵システム
核兵器には 濃縮ウランを貯蔵できる原発が必要であった。 その原発の開発に税金を投入するためには エネルギーの欠乏と エネルギー危機が存在しなければならなかった。 原発の爆発後も、 原発の存続やエネルギー戦争には 専門分化によって常識に変換された 無知と暗黒(darkness)が不可欠である。 無知と暗黒(darkness)の製造方法は高度な軍事機密である。
View Article無知と暗黒(darkness)の製造方法
無知と暗黒(darkness)の製造方法は 高度な軍事機密である。 義務教育における宿題と試験、 そして、半ば強制的な部活は効果的なアプリである。 動機と興味を 合法的に奪う無知と暗黒システムに従事するための。 たとえ草原で暮らしたとしても。 ロシア映画『草原の実験』(ISPYTANIE)の最終シーン 監督:アレクサンドル・コット
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